HEROs AWARD 2023

荒井daze善正

「SNOWBANK PAY IT FORWARD」
PROJECT OVERVIEW
骨髄ドナー登録や献血への協力者増加を目的とした、各種スポーツ・音楽イベントなどの企画・運営。『東京雪祭』『SNOWBANK 献血プロジェクト』ほか
受賞部門

アスリート部門

プロジェクト名

「SNOWBANK PAY IT FORWARD」

取り組む社会課題

骨髄ドナー登録者や献血協力者の慢性的な不足

目標/ミッション

・全ての人が、骨髄ドナー提供や輸血が必要な病気に罹患した際に速やかに治療のスタートラインに立てる社会をつくること。
・骨髄ドナー登録や献血に関する正しい知識や、楽しい体験と結びつく明るいイメージを広く伝え、進んで骨髄ドナー登録や献血をする人を増やすこと。

活動開始時期

2011年~

WEBサイト

https://sbpif.net/

MOVIE & PHOTOS

審査員・アンバサダーコメント

藤沢久美
株式会社国際社会経済研究所 理事長
プロスノーボーダーとして活躍中に難病を患い、余命宣告を受けた荒井氏は、唯一の治療法である骨髄移植を決意したが、骨髄ドナー探しは困難を極めた。
全国で荒井氏に適合するドナーはたった14人。
しかし、その中に骨髄提供者は見つからなかった。
結局、スノーボードで繋がった仲間の縁によって、ドナーが見つかり、奇跡的復活を遂げた。
骨髄バンクという言葉は誰もが耳にしたことがあるが、実は、ドナー登録には20歳以上55歳以下という年齢制限がある。
少子高齢化が進む日本では、若年人口の減少とともに、骨髄提供者も減少する危機に直面している。
荒井氏のように夢を追い、人に夢を与える存在となれる若者に生きるチャンスを与えることができる骨髄ドナー登録の必要性を若い世代に伝えるために、荒井氏は、筆舌に尽くし難い原体験を原動力に、献血と骨髄バンクの機関連携の橋渡しやミュージシャンとスポーツの連携、企業の巻き込みなど、スポーツを起点に、異なる分野のステイクホルダーとの協働を実現し、若い世代の行動変容を促している。
この活動は、アスリートやミュージシャンが、ファンとともに未来を変える活動であると同時に、既存の機関の課題解決や企業の社会課題への参画を促す特筆すべき先行事例である。

受賞者コメント

荒井daze善正
この度はHEROs AWARDに選出して頂き誠にありがとうございます。
私達の活動が社会に認められた事をとても嬉しく思います。
2008年に骨髄移植を受けた際に骨髄ドナー提供者からの骨髄提供や献血者からの輸血に命を救われました。
この活動はそういった献血者や骨髄ドナー提供者に感謝の気持ちを「Pay back」することは出来ないので未来の患者さんに「Pay it forward」するべくスタートしました。
SNOWBANKを立ち上げから気がつけば13年。
活動をスタートした当初はスノーボードと献血・骨髄バンク?と疑問に持たれる事も多かったですが活動を続ける中で徐々に理解を深め音楽、アート、様々なスポーツと連携する事でたくさんの新規の献血・骨髄バンクドナー登録者を獲得することが出来ました。
その活動の中でたくさんの仲間が出来、その協力でこの活動を続けることが出来ました。
今回のHEROs AWARDはSNOWBANKの活動に関わるすべての仲間のおかげで受賞出来たと思います。
これからも「治療を必要とするすべての患者が治療のスタートラインに立てる社会を創る」目標はブレずに「SNOWBANKの活動が必要ない社会」を目指し活動を続けて行きたいと思います。

本当にありがとうございました。

WINNERS 2023