HEROs AWARD 2022
鈴木 武蔵
PROJECT OVERVIEW
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Hokkaido Dreamでは、北海道をベースに、地域住民や、活動・思想に賛同する参加者の人たちとともにスポーツ活動、まちづくりに参画できる取り組みをおこなっている。地域の人たちの健康増進や、世代を超えた会員相互の親睦、次世代を担う青少年の健全育成など、未来の笑顔を生み出せる機会創出に尽力している。
活動のきっかけは、人種差別のヘイトスピーチ。鈴木氏自身も過去に差別やいじめを受けた経験があり、そうした体験を踏まえ『笑顔でサッカーを純粋に楽しめる世界』をつくりたい、同じ境遇にいるひとや子どもたちの力になりたいと考えHokkaido Dreamを設立した。 札幌を中心に複数の児童養護施設や高齢者施設を表敬訪問している。自身の経験や夢を持つことの素晴らしさを伝える活動を実施。また出荷先に困る生産者の農作物等を消費者へ届ける農家支援サイト「レスキューヒーロー」を立ち上げ、農家の方々を支援している。それだけでなく、農業の余剰在庫を仕入れ、飲食店協力のもと、お弁当を作って施設へ配布するなどフードロス問題に対しての取り組みも実施しており、当時在籍していたコンサドーレ札幌のチームメートたちや鈴木氏の想いに共感してくれた仲間とともに多彩なプロジェクトを遂行している。 最近では、児童養護施設を退所してから就職先が見つけづらいことに対して、社会に自立できる受け皿が無いことに課題意識を持ち、後継者不足が顕著な農家への就職支援なども今後進めていきたいと考えている。 この様々な活動を通じて、ポシティブな話題が沢山溢れる世の中にし、ひとりでも多くの人に差別やいじめについて考える機会を創り、思いやり溢れる社会づくりの実現に向け活動している。 |
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受賞部門 |
アスリート部門 |
プロジェクト名 |
Hokkaido Dream |
取り組む社会課題 |
児童養護施設の子どもたちや社会的弱者の生活、就労環境 |
目標/ミッション |
地域住民およびこの活動に賛同するすべての人たちへスポーツ活動、まちづくりに関する事業を行い、健康づくり、会員相互間の親睦、次世代を担う青少年の健全育成を行う |
活動開始時期 |
2019年12月~ |
WEBサイト |
MOVIE & PHOTOS
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審査員・アンバサダーコメント
池田 信太郎
バドミントン/フライシュマン・ヒラード・ジャパン株式会社 スポーツ&エンターテーメント シニアコンサルタント
この度はHEROs AWARDの受賞おめでとうございます。
Hokkaido Dreamの活動は子ども達に良い影響を与えることだけでなく、団体自体も地域との連携により成長していることを感じさせられる取り組みでした。
鈴木選手自らも幼少期に受けた経験が糧となり、いまでは社会に根付いた活動ができるようになっているのだと思います。
日本ではまだ人種に対しての興味関心が低いのではと感じます。しかし、グローバリゼーションになってきている現代社会において、子ども達が将来海外に行く時や様々な人と触れ合う中で、鈴木選手の活動が良い影響を与えていくのではないかと思います。
こういった活動を広げていくことで、アスリートの興味関心が醸成されていくと思います。今後もこの活動の発展に期待したいです。
受賞者コメント
鈴木 武蔵
この度はHEROs AWARDに選出して頂きありがとうございます。正直選出に驚きましたが自分達のやってきた事が無駄じゃなかったのだと思いました。
僕がNPOを始めたきっかけは社会貢献したい気持ちと僕と似たような境遇の子供達に少しでも幸せをサッカーを通じて届けたいなと思って始めました。世界を変える事は簡単にはできないけど僕の周りの人たちには少しずつ幸せを与える事はできると思ってます。僕が受けてきた人種差別、このコロナ禍でも更に増えている児童虐待と言うところを少しでもなくす。そして1日でも一瞬でも子供達が笑顔になれる時を作る事が今現役サッカー選手が出来る事だと思うのでこれからも更に活動の規模を広げ少しでも多くの人達と幸せを分かち合いたいと思います。
僕がNPOを始めたきっかけは社会貢献したい気持ちと僕と似たような境遇の子供達に少しでも幸せをサッカーを通じて届けたいなと思って始めました。世界を変える事は簡単にはできないけど僕の周りの人たちには少しずつ幸せを与える事はできると思ってます。僕が受けてきた人種差別、このコロナ禍でも更に増えている児童虐待と言うところを少しでもなくす。そして1日でも一瞬でも子供達が笑顔になれる時を作る事が今現役サッカー選手が出来る事だと思うのでこれからも更に活動の規模を広げ少しでも多くの人達と幸せを分かち合いたいと思います。
そこに住む人たちの笑顔が増えるように直接話を聞いて問題を浮き彫りにして、解決策を探り、自ら足を運びサポートしてくれる人たちと話し合う。
幼少期のご自身が受けたいじめや差別などの体験から生まれた思い、サッカーとの出会い、プロサッカー選手として得たあらゆる経験をHokkaidoDreamのさまざまなプロジェクトに反映させながら、これからもスピード感と広い視野を持って活動を継続して行くという強い意志とパワーを感じます。
このHEROsAWARDをきっかけにこれからも多くの人が彼の活動に賛同しその輪が広がっていくことを願っています。