2018年10月18日(木)、HEROsアンバサダー含む17名のアスリート(以下HEROs)が「平成30年7月豪雨」で被災した広島県坂町を訪れ、被災地視察と復興支援活動を実施しました。

HEROsは広島県坂町小屋浦地区を訪れ、日本財団災害担当リーダーや地元の方から、被害状況(大量の土石流で羅災、死者16名、行方不明者1名)について説明を受け、水害碑で1分間の黙祷をしました。

小屋浦地区にある水害碑に黙祷をする様子

同地区にある小屋浦小学校は床下浸水被害、みみょう保育園は非常に大きな被害を受けたため現在は同校に間借りして保育を行っています。HEROsはサインボール等を贈呈し、遊具等が流出したみみょう保育園には鉄棒と平均台を贈呈しました。

各界のアスリートと触れ合った同校6年生の角永悠貴(かくながひろたか)さんは、「テレビでしか見られない方々と会えてとてもうれしい。このような貴重な経験を大切に、しっかりと前を向いて歩んでいきたい。」と感謝の言葉を贈りました。

中田英寿氏がサインボールを贈呈する様子

その後、HEROsは坂中学校を訪問し、生徒たちに歓喜の声で迎えられました。同校訪問の目的は、HEROsの訪問がきっかけとなり仮設住宅の高齢者と生徒が交流を深め、ボランティア活動に関心を持ち積極的に参加してもらうことです。教室では生徒とアスリートが給食をともにしました。同校に隣接する広島翔洋高校の生徒も合流し、校庭や体育館でサッカー、野球、柔道、バドミントンが行われ、交流を深めました。

スポーツ交流の様子

その後、HEROsと中高生は、約100世帯が入居する平成ヶ浜中央公園仮設団地へと場所を移し、餅つき大会やプランターへの花植えを行いました。仮設住宅の方々やボランティアの方と2時間ほど共に時間を過ごし、交流することで、たくさんの笑顔を見ることができました。

餅つきの様子
仮設住宅の方々やボランティアと花植をする様子

HEROsアンバサダーの中田英寿氏は、「私たち一人一人ができることはそれぞれ違うけれど、困っている人にどれだけ寄り添っていけるかが大事。仲間を大切に。」と、継続的な支援を呼びかけ、被災地へエールを送りました。

参加者
東  俊介  氏 (元ハンドボール日本代表主将 / HEROsアンバサダー)
池田 信太郎 氏 (元バドミントン日本代表 / HEROsアンバサダー)
井上 康生  氏 (元柔道日本代表 / HEROsアンバサダー)
上原 大祐  氏 (元パラアイスホッケー日本代表 / HEROsアンバサダー)
中田 英寿  氏 (元サッカー日本代表 / HEROsアンバサダー)
長嶋 万記  氏 (ボートレーサー)
鳥谷  敬  氏 (プロ野球)
荒井DAZE善正 氏 (プロスノーボーダー)
今村 佳太  氏 (B.LEAGUE 新潟アルビレックス BB)
大竹 七未  氏 (元女子サッカー日本代表 / 東京国際大学女子サッカー部総監督)
佐藤 卓磨  氏 (B.LEAGUE 滋賀レイクスターズ)
曽田 雄志  氏 (元サッカー コンサドーレ札幌)
永吉 佑也  氏 (B.LEAGUE 京都ハンナリーズ)
橋本 拓哉  氏 (B.LEAGUE 大阪エヴェッサ)
松原 良香  氏 (元サッカーオリンピック日本代表 / FELICEサッカークラブ・スクール代表)
森下 愛梨  氏 (ボートレーサー)
吉田 優也  氏 (柔道)