2022年3月12日(土)、渋谷で開催された『FOOTBALL JAM 2021』とHEROsがコラボ企画を実施しました。

『FOOTBALL JAM 2021』(主催:FOOTBALL JAM 2021 実行委員会)とは、多種多様な人とカルチャーが交差する渋谷で、サッカーが好きな人も、これまでサッカーと触れる機会がなかった人も、皆で遊び楽しむことができるフェスティバルです。

HEROsアスリートの中から参加したのは、臼杵 深徳さん(女子フットサル選手)、大竹 七未さん(元女子サッカー日本代表)、播戸 竜二さん(元サッカー日本代表)、巻 誠一郎さん(元サッカー日本代表)、渡邉 ⼀平さん(サッカー解説者)です。事前に応募した一般参加者と共に、渋谷で半日を過ごしました。

はじめに渋谷駅周辺6会場で実施されたイベントのうち、HEROsアスリートと応募者らはメイン会場となる渋谷ストリーム 稲荷橋広場でサッカーアクティビティを体験。その後、清掃活動をしながら宮下公園 サンドコートへ移動し、ビーチサッカーで汗を流しました。 イベント当日の様子をお届けします。

渋谷のど真ん中で、HEROsアスリートが新感覚サッカーアクティビティを体験

まずHEROsアスリートがやってきたのは、渋谷ストリーム 稲荷橋広場。ビリッカーやテックボール、テーブルサッカーなどのアクティビティのほか、DJブースも設置されており、渋谷の街に非日常な空間が展開されました。

DJのIsao a.k.a. Lucasさんが会場を盛り上げます

HEROsアスリートが到着し、まず体験するのは『ICON』。パネルに囲まれた円の中に人が入り、ランプの点灯したパネルを狙ってボールを蹴るアクティビティです。パスの精度や判断力をスコア化できることから、欧州の強豪サッカークラブも練習に取り入れています。

元日本代表の巻さんが最高得点を大きく更新

続いては、『テックボール』。テックボールとは、婉曲したテーブル上でラリーを行なう、「サッカー」と「卓球」を組み合わせたスポーツです。日本テックボール協会の協力のもと、広場にテックテーブルが設置されました。

子どもたちが元日本代表と真剣勝負。華麗なボールさばきにギャラリーからは歓声が上がります
試合後に写真撮影
播戸さんと巻さんの元日本代表対決も
巻さんと臼杵さんによるダブルスも。二人とも、ヘディングで勝負

テーブルサッカー(棒に取り付けた人形を操ってボールをゴールに入れ得点を競う、テーブル上のサッカーゲーム)のブースには、臼杵選手と渡邉さんの姿が。テーブルサッカー日本代表のニコラス選手と真剣勝負を繰り広げています。

ニコラス選手の巧みなプレーに驚きの声
テーブルサッカー日本代表でダブルスを組む稲上裕仁選手(左端)とニコラス選手(右端)

ニコラス選手は、「テーブルサッカーをこうしたイベントに設置してもらえるのはありがたいです。バーなどで“遊ぶ”イメージが強いと思いますが、実は競技として本気で取り組んでいる人がいて、ワールドカップもあることを知ってもらいたいですね」と語ります。

この日も老若男女、競技の垣根を越えて多くの方がテーブルサッカーを体験していました。

その頃、大竹さんはフィンランド発の新感覚アクティビティ『Subsoccer』に挑戦中。足元だけで気軽にプレーできるSubsoccerも、たくさんの方が体験していました。

一見すると普通の机ですが、足元にはサッカーフィールドが広がっています
「将来は女子サッカー選手になりたい」と話す女の子へ、大竹さんは親身にアドバイス

各々がFOOTBALLを通じて、自由な楽しい時間を過ごしていました。

次は、宮下公園へ。参加者全員でゴミ拾いをしながら向かいます。

細かなゴミまで見逃さず、袋がいっぱいになるまで拾いました

ゴールの数だけサッカーボールを寄付。ビーチサッカー体験

最後は宮下公園屋上にあるビーチサッカー場で、ビーチサッカー体験が行なわれました。

元日本代表を擁するHEROsチームも試合へ挑戦。今回は決まったゴールの数だけ、後日サッカーボールが慈善団体に寄付されます。

慣れない感触に最初はぎこちなかったものの、気づけば皆真剣モードに。アクロバティックなプレーに歓声も上がりました。

試合後には笑顔で記念撮影

参加した女の子は、「有名な方や、上手な選手とサッカーをしたいなと思い参加しました。ビーチサッカーは初めてだったのですが、とても楽しかったです」と嬉しそうに感想を話してくれました。

休日ということもあり、多くの人であふれる渋谷で開催された『FOOTBALL JAM 2021』。「蹴るのも見るのも遊ぶのも みんな遊べる、サッカーフェス」というコンセプトの通り、参加した大勢の方に笑顔が溢れている様子が印象的でした。

アスリートには、周囲を巻き込み笑顔にする力がある。

アスリートが持つ影響力を再認識した一日だったと感じました。今後もHEROsでは、社会とアスリートにおける接点を作り出すために活動を続けていきます。