スポーツファンの社会貢献意識に関する調査を公開
~スポーツの力によって社会貢献の意識向上が明らかに~
▼社会貢献活動への関心度は、一般と比べ20.5pt高く45.1%
▼最も高いのは「フェンシングファン」で69.6%、次いで「ハンドボールファン」が65.7%
▼1年間の平均寄付金額は一般が4,592円であるのに対し、スポーツファンは12,610円、最も高いフェンシングファンは34,813円
日本財団は、アスリートの社会貢献活動を支援する「HEROs」事業の評価及びスポーツファンの社会貢献活動に対する意識調査を実施しました。
この調査は、アスリートの社会貢献活動の推進により、スポーツでつながる多くの方の関心や行動を生み出し社会課題解決の輪を広げていくことを目的に行っているHEROs事業の効果を把握し、さらなる効果拡大に向けた施策検討を行うとともに、スポーツファンの社会貢献活動に対する意識を一般と比較することでスポーツやアスリートが与える社会的インパクトを把握するために実施いたしました。
東京2020オリンピック・パラリンピックの開催是非などスポーツの社会における存在意義が問われた中、その効果を可視化することで、スポーツやアスリートが持つ社会的価値を正しく認識し、スポーツの発展だけでなく、社会における役割としてそれらがが活躍できるような社会をつくっていきたいと考えております。
本調査結果を元に、HEROs事業の拡大に加え、各関連団体やアスリートとの連携強化を図り、社会貢献活動の活性化を推進することで、日本財団が目指す「みんなが、みんなを支える社会」の実現を促進して参ります。
主な調査結果:
■調査結果の詳細(一部抜粋)
<競技ファン別 社会貢献活動への関心度> ※競技ファン:各競技に対する興味TOP2の回答者
社会貢献活動への関心は、一般よりもスポーツファンの方が高いことが明らかになったが、
競技ファン別でみるとフェンシングファン(69.6%)が最も高く、
次いでハンドボールファン(65.7%)、アーティスティックスイミングファン(64.0%)となる。
<競技ファン別 1 年間の平均寄付金額>
平均寄付金額も同様にフェンシングファンが最も高く 34,813 円、次いでハンドボールファンで 32,228 円となり、一般の 7 倍以上となった。
■調査概要
■調査結果の詳細(一部抜粋)
<社会貢献活動をするアスリートへの意識> ※スポーツファンベース
スポーツファンにおいて、「社会貢献活動をしているアスリートに好感が持てる」と 3 人に 2 人は 回答している。その他の項目も半数以上が、あてはまる、やや当てはまると回答しており、アスリ ート自身の価値向上に寄与していることが明らかになった。
<スポーツ/アスリートと親和性があると思う社会課題>
親和性のある社会課題に関しては、「障害者の平等・自己実現」「LGBTQ・性的マイノリティの平 等、自己実現」「教育・学校」などが上位に並んだ。一方で、改善できると思わないとの回答が特 に一般で多く、スポーツの社会的な活用方法に関しては理解促進が必要である。