2018 AWARD WINNER
浦和レッドダイヤモンズUrawa Red Diamonds
浦和レッズハートフルクラブ×バーンロムサイ



審査員コメント

藤沢 久美
KUMI FUJISAWA
スポーツの力で子供達に生きる力を与える取り組みは、各所で行われていることだが、浦和レッズの取り組みは、その中でも秀逸といえる。現地大使館等からの紹介ではなく、自ら訪問すべき学校や地域を探し出し、社会から置き去りにされている子供達や地域を無くす支援をしている。中でも、HIV患者の子供達の施設と地域の子供達の交流を生み出した取り組みは、現地の自治体やコミュニティにはできなかった地域の平和と子供達の希望を育むきっかけを作った。日本でも多くのファンを持つ浦和レッズがこうした取り組みを国内でも積極的に紹介することで、スポーツの「する・見る・支える」という取り組み方に加えて、「繋ぐ・育む」という役割を確かなものにしてくれている。
プロジェクト名
浦和レッズハートフルクラブ×バーンロムサイ
取り組む社会課題
アジアでの活動の最中に、スマトラ沖大地震の被災地を訪問したことをきっかけに、東南アジアでは特に恵まれないエリアでの活動を多く行っている。 今回の受賞に至ったタイの孤児院「バーンロムサイ」では、HIV/エイズへの差別、偏見が課題であった。 他、ミャンマーの石ころだらけのグラウンドで靴もなく裸足でボールを追いかける子供たち、カンボジアの町から5時間も車で行く山奥にある養護学校や、聾唖学校、国際地雷処理の村などを訪問。どんな場所でもどんな環境でも、サッカーを通して、スポーツの素晴らしさを伝える。 また、こういった活動を日本の多くの子供たちに伝えていくことで、こころを育み、こころを伝えていくことを目指している。
ビジョン
目標/ミッション
東南アジアを中心に恵まれないエリアの小学校、施設を訪問し、そこに住む子供たちに、サッカーを通して、スポーツのもつ大切さ、楽しさを伝えていきます。 <浦和レッズ ハートフルクラブの理念> 1.おもいやりのこころ 2.一生懸命するこころ 3.楽しむこころ この3つの「こころ」を大切に、これからも「こころを育む」活動を行っていく。 そして、アジアの子どもたち、日本の子供たちに「こころ」を伝えていきます。
事業内容
2006年J1リーグ優勝し、翌2007年からACLに出場し、対戦国はもとより、アジアの国々の子供たちにサッカーを通してスポーツの楽しさを届ける「ハートフルサッカーinアジア」を立ち上げ、タイ、インドネシア、ミャンマー、ベトナム、ブータン等過去10年間で延べ27か国40都市以上を訪問し、8000人以上の子供たちと「こころの交流」を行う。
活動開始時期
2008年~(継続中)
WEBサイト
http://www.urawa-reds.co.jp/#2018 HEROs AWARD受賞
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