HEROs アスリートになる

2024 AWARD WINNER

日本ラグビーフットボール選手会

よわいはつよいプロジェクト

HEROs AWARD 2024

メンタルを健康に保つためには、日常的に他者へ心の内を開示し理解・尊重し合うことが重要だ。にもかかわらず、世の中には「精神的な弱さは甘えである」という誤った考え方が未だに根強く残っている。 本プロジェクトは、強いメンタルを持っていると思われがちなアスリートが率先して弱さを開示することで、誰しもが「弱さ」を抱えていること、そしてそれを開示することが本当の「強さ」につながることを伝える取り組み。 アスリート、企業、子どもたちなど幅広い対象にアプローチし、弱さを開示することと他者のそれを受け入れること、両面の啓蒙を進め、日常的なメンタルケアが叶う社会づくりを目指す。

プロジェクト名

よわいはつよいプロジェクト

取り組む社会課題

メンタルの弱さや悩みについて、気軽に周囲と話せる環境が一般的でないこと

ビジョン

アスリートを含むすべての人が井戸端会議のようなカジュアルさでメンタルの弱さや悩みを開示し、尊重し合うことで、心身の健康を維持できる社会をつくる

目標/ミッション

自己開示というメンタルケア手法の有用性を、社会的に啓蒙すること

事業内容

・アスリートの体験談に基づいた、メンタルケアの有用性・重要性を伝える発信(ホームページ、SNSほか)
・企業や小学校を対象としたセミナーやワークショップの運営
・メンタルを含むさまざまな側面からアスリートをサポートするPlayer Development Program(PDP)の普及活動

活動開始時期

2019年~

WEBサイト

https://yowatsuyo.com/

#2024 HEROs AWARD受賞

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#ラグビー

#子供

#学校訪問

#川村 慎

#自分らしさ

審査員コメント

松田 裕雄

YASUO MATSUDA

人材開発という観点から以下2つの点で意義深い活動であると感じます。

(1) 「スポーツを通した自己肯定感醸成」
 優勝劣敗を競い合う競技現場では、「できないこと」は「劣ること」、それを克服することこそがアスリートの価値の全てであるという空気が蔓延しがちです。
 しかし、「敵を知るには己から」。己の「できない」を受け入れることで大きく進むことも2つあります。ひとつは、「他者への理解」。これは「よきチームワークやリーダーシップ」という「仲間への信頼」へつながります。もうひとつは、「相手への洞察」。これは「よき戦略や戦術」という「勝利への分析」へつながります。
 人やチームの「強み・弱み」は「環境」によって変動します。そんな中で、なんでも「劣る、だから克服」ではなく、環境に対峙する己と徹底的に向き合い、「できない」を肯定し、意思決定、行動へと変えていくプロセスの体験は、自己肯定感を醸成する場になります。

(2) 「ラグビーを通した個性の発見と発揮」
ラグビーは、理不尽且つ非合理的な環境下でどれだけ頑張れるか?が問われるスポーツです。軌道が予測困難な楕円形ボール、味方へのパスは後方にしかできないが、ボールは前に進めないと得点できない、などは象徴的ルールといえます。
ラグビーは、このような環境設計だからこそ、何でも克服する強いフィジカルと強いメンタル!だけが強調されがちです。しかし実は「困難な環境での戦い」だからこそ、己れの「できない」を認め、開示し合うことで、「できない」を補い合うことに意義を見出す側面もあります。すなわち「自分にはできない!」、だから「自分にしかできない」個性を発見し発揮する場にもなるということです。

2024 WINNER

那須川 天心

那須川 天心TENSHIN NASUKAWA

多くの人が「自分らしい生き方」を見つけるために。社会貢献を通じて挑戦する姿を示す。

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「京のスポーツ夢バンク」「福士加代子RUNプロジェクト」を中心とした活動

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