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2022 AWARD WINNER

川崎フロンターレKawasaki Frontale

川崎フロンターレSDGs

川崎フロンターレSDGs HEROs AWARD 2022

プロジェクト名

川崎フロンターレSDGs

取り組む社会課題

持続可能な社会

ビジョン

目標/ミッション

クラブやスポーツ選手の社会的な価値を活用し、より良い社会を実現する。

事業内容

川崎フロンターレSDGsでは、川崎市内だけにとどまらず、さまざまな地域課題の解決、地域活性に向けたプロジェクトを40以上実施してきた。プロクラブ化した1997年から地域に認知・愛されるクラブをつくるために、自ら地域に出向き、関わることを始めている。
SDGsの目標として定められた、『貧困をなくす』『飢餓をゼロにする』『すべての人に健康と福祉を提供する』『質の高い教育をみんなに提供する』『働きがいも経済成長も目指す』『住み続けられる街づくり』や様々な環境問題にも向き合い、地域のステークホルダーと連携しながら課題解決を行っている。
具体的には「ブルーサンタ(選手による小児科病棟慰問)」「算数ドリル(小学生向け算数副教材)」「多摩川エコラシコ(河川の清掃活動)」などを実施。その中でも2011年から始まった岩手県陸前高田市との交流は、のべ3万人以上が参加。地域を越えて活動を広げている。
また、「多摩川エコラシコ(河川の清掃活動)」では川崎市を拠点とするバレーボール、バスケットボール、アメリカンフットボール、野球など他のスポーツチームも参加し、競技の枠を越え、活動の輪が広がっている。
さらに、川崎フロンターレがハブとなり、自治体や企業とNGOを結び付け、2022年8月には「かわさきこども食堂ネットワーク」支援を開始。約40ヵ所の子ども食堂の支援をしている。
これらの活動がモデルケースとなり、全国のプロ・アマチュアスポーツチームに広がることを望んでいる。

活動開始時期

1997年~

WEBサイト

#2022年 HEROs AWARD受賞

#AWARD

#サッカー

#川崎フロンターレ

審査員コメント

笹川 順平

JUNPEI SASAKAWA

川崎の街を歩くと、いたるところ川崎フロンターレを応援する旗が並び、市の広報ポスターには選手たちが笑顔で登場するのを見かけます。川崎フロンターレは今やまさに川崎市の顔と言えるプロサッカークラブです。しかしフロンターレがプロ化した1997年当時は、地域と連携したスポーツクラブはなく、スポーツが根付かないプロスポーツ不毛の地と言われていました。フロンターレがこの地で成長するためには、市民と一緒にクラブを大きくし、地域と共に発展していかなくてはならない、という使命を持って誕生したクラブであるともいえます。いまやJリーグを代表する人気、実力共に国内のトップクラスの川崎フロンターレもその歴史は決して順風満帆だったわけではなかったと思います。しかし成績不振な時期にあっても「川崎市を良くすることなら何でもやる」という姿勢を貫き通した結果、選手たちの地域貢献活動は市民の気持ちを掴んでいったのです。特に選手が主体的に取り組んでいる点が評価に値し、「社会貢献」を目的にせず、日頃の地域への感謝の気持ちをベースに、社会を良くする事とは何かを活動を通して選手達自信が考え、学びながら前進している姿に感銘を受けました。
高度成長期には公害が社会問題化するなど決してイメージが良いとは言えなかった川崎は、今や住みたい街ランキング上位となり多くの若者やファミリーに選ばれる街となってきています。ホームタウンとクラブチームを同時に発展させてきた川崎フロンターレの功績はJリーグの中でも一歩抜きんでたものであると言えます。


2022 WINNER