ボクシング五輪金メダリストでHEROsアンバサダーの村田諒太さんが、ぐんま国際アカデミーを訪れ、生徒達が学習成果を発表する年に一度の『アカデミックフェア』を見て回り、その後ホールで生徒向けの講演会&ワークショップを実施しました。
テーマは『犯罪を犯し少年院や刑務所に入った人の出所後の社会復帰について』
犯罪加害者の社会復帰の過程や出所後の社会の受け入れ体制などについてのサポートや大衆の理解は決して高くなく、結果として社会に馴染めず再犯に繋がることが一つの社会問題となっています。2020年の再犯率は 49.1%と、1972年の調査開始以降過去最高。
このような社会課題に対し、実際に後輩の出所後の社会進出をサポートしている村田さんが体験談を話し、その後は学生たちがテーマごとにグループディスカッションを行い、自分たちにできること、社会の在り方について掘り下げました。
講演会実施前は、身近にあまり感じることのないテーマに学生達の戸惑いも見られましたが、実施後には「自分にできることを考える機会になってよかった、周りにも共有していきたい」と前向きな言葉が聞かれました。
【イベントレポート】
再犯率49.1%をどう変える?加害者の社会復帰について、村田諒太と中高生が意見を交わしあった日
https://sportsmanship-heros.jp/article/230320-1/
【インタビュー】
村田諒太が語る、人生を豊かにする考え方。 目標ではなく「目的」が大切
https://sportsmanship-heros.jp/article/230320-2/
2023/03/20
Athlete村田 諒太
対象:ぐんま国際アカデミー中高等部
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主催者コメント
参加者コメント
女子高校生
はじめて犯罪者の社会復帰というお題を聞いたときに正直ピンとこないことが多く、周りもそうだと思いますがどれだけ大変なことかわからないことのほうが多いと思うんです。なので今回得た情報を、学校や学生たちが外に発信していくことが大切だと思います。
男子中学生
はっきり課題を解決するっていうことは難しいと思いました。でも友達とそのことについて話したり積極的に課題と触れ合う場をつくるということは僕たちにできることだと思います。これからも社会課題への理解を深めるために行動していきたいです。
女子中学生
一つの答えからまたいろんな答えが生み出されて、自分の答えにほかの人の答えがどんどん積み重なってまたいい答えが生まれて、そうやって自分たちなりのいい答えが出ればいいと思います。一から知って、また一を生み出すことが大切だと思いました。
社会のさまざまな課題に対して僕が明確な答えを持っているわけではありません。だからこそ、一緒に考えて言葉にしていくことが大切です。他者との対話を通じて新たな気づきがありますし、これからも今回のような機会をつくっていきたいと思います。